土用丑の日

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昨日は土用丑の日でした。
土用丑の日は年に数回あるようなのですが、ウナギとの絡みで特に夏の土用丑の日を指すイベントになっています。
丑の日の決め方・法則はあるようなのですが、ウィキペディアを読んでも良く分からなかったので割愛します(7月19日~8月6日の間に2日あるそうです。西暦2100年以降はこの法則が若干ずれすそうです)。

土用丑の日にウナギを食べる習慣は江戸時代から始まっているようです。
元々夏の丑の日に「う」のつくものを食べると夏負けしないというトレンドがあったようで、売れ行きが悪くなるウナギの販促活動をその習慣にのせた、ということらしいです。
ウナギ以外の「う」がつく食べ物というと「うどん」と「ウィンナー」くらいしか思いつかないのですが、本当に「丑の日だからウナギを食べよう!」という販促が有効だったのかどうか、甚だ疑問です。安価でありきたりな「うどん」や「ウィンナー」ではなく、高価で特別感のあるウナギが、その日限定!みたいなキャッチコピーにはまったのでしょうか??少し騙されてる感が否めないですが、丑の日にウナギの伝統は今までしっかりと受け継がれていて、バレンタインデーのチョコレートほどではないでしょうが、ウナギを売る人には何ともうれしいイベントになっています。

うなぎ好きの人に言わせると、ウナギのモノ・焼き方・味付けなどいろいろとバリエーションがあるようです。
私の知り合いは「天然・関東風・山椒はかけない」を徹底してウナギを食べ歩いています。ウナギ自体安いものではないですし、ちょっとこじゃれた店にいくと「今からさばくので1時間待ってください」なんてことを平然と言われたりするので気が短い私からすると到底食べ歩くような労力をかける気は起きません。
通常の飲食店はある程度仕込みを済ませておいて提供時間を早めかつ客の回転を速めて利益率を良くしようと考えると思うのですが、ツウなお店は時間をかけることに価値を感じるところがあるように思います。ウナギに関しては「今から河に取りに行くので数時間かかります。提供できない場合もあります」なんて店が出てきても驚かないかもしれません。
お客も時間や金額は度外視で、よりおいしいウナギを食べることが一番の目的、という人であればその対価の許容範囲・受忍限度も天井知らずなのでしょう。そう考えると「今からさばきます」程度の時間のかかり具合は非常に良心的な気がしてきます。お客のニーズを的確につかむことが商売の基本で、どれだけ重要かということを再認識させられます。我々の医師と病院を結びつけるお仕事も、医師の方一人一人の方が持つ希望に対応した案内をしていくこと、その求人の質こそがサービスの本質であるのだと考えます。

さて2017年の丑の日は7月25日と8月6日です。25日は給料日の人も多かったのではないかと思います。皆様、ウナギは召し上がりましたか?
私は、JMCの社内有志でウナギを食べる会に参加させてもらいまして、長蛇の列を乗り越えウナギを食してきました。

 

なめこ汁がちょうどよいくらいに温く、猫舌の私にはうれしかったです。ウナギはもちろん最高においしかったです。
たまーに食べる(たまにしか食べられない?!)のありがたみもあり、ウナギっていいものだなぁ土用丑の日ありがとう、という気持ちになりました。