大相撲会のニューカマー

少し前になりますが、大相撲十一月場所(11/12~11/26)が終わり今年度の本場所の取り組みが終了しました。

私は、毎場所録画して見るくらいの相撲好きで見る時間がなくても
結果をネットで確認するくらい毎日結果が気になりました。

場所前は前九月場所で優勝した大関豪栄道の綱とりも期待されたいたため
注目した人も多いのではないのでしょうか?
優勝は横綱鶴竜でしたが、鶴竜の他に、白鵬、日馬富士、の3横綱も揃い見ごたえのある取り組みが連日続きました。

その、実力者が数多く揃った場所にも関わらず
新入幕で敢闘賞(10勝5敗)を受賞した石浦が注目を集め、場所後半まで途中10連勝と優勝争いに関わりました。
なぜ、彼が注目されるのかというと他の幕内力士にくらべてサイズが小さいにも関わらず、
大柄な力士たちを豪快な投げ技とスピードで倒していったからだと思います。
見ている人からすれば小さな人が大きな人に果敢に立ち向かっていると応援したくなりますよね。

石浦のサイズは173.0/114kg(相撲協会より)で、日本人成人の平均身長と同じぐらいです。
ちなみに幕内力士の平均身長・体重は186.3cm/161.2kgで
身長では約13cm低く、体重では約50kg程軽いことになります。
そのハンディーを乗り越え新入幕にもかかわらず上記の成績を残せたのは不断の努力と才能だと思います。

自分より50kg軽い人とぶつかるのを想像してみてください。負ける気はしませんよね(笑)?
でもスポーツは身長・体重よりも目に見えない力(稽古や練習で手に入れた技術や感覚・生まれ持った才能)の方ががすごく大切だと思います。

石浦はそれが、今場所ほかの力士よりも上回っていたんでしょうね。
しかし、来場所からは研究されますし、番付が上がって上位力士との対戦も増えるでしょう。
ここからが、真価を問われる場所になってくるでしょう。見守りたいと思います。