【好き嫌い】

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好き 嫌い
じゃがいも ポテトフライ カレー
大根 おでん サラダ
大豆 納豆 枝豆

 

 

私は、基本的に好き嫌いは少ない方だと思いますが、調理や素材の収穫時期によっての好き嫌いはあります。
年齢を重ねるごとに好みがハッキリしてきたような気がします。
<好き嫌いとは>
匂いが嫌い、味が嫌い、見た目が嫌いなど、その理由はさまざまです。
生理学的には、食べ物の好き嫌いが起こる原因は、遺伝的要素と環境的要素があります。

環境的要素は、食べ物に関する経験によるもの。初めての食べ物を口にするとき不安を感じたり、その食べ物を食べたら元気になって好物になったり、といった経験の影響です。

遺伝的要素は、5つの味覚に関係。甘味・塩味・うま味は、人間が生きるのに必要不可欠な栄養素、苦味・酸味は、体に悪いものだと判別するシグナルだと考えられています。
味覚の種類
◎ 甘味……エネルギー源のシグナル
◎ 塩味……ミネラルのシグナル
◎ 酸味……腐ったものや未熟なもののシグナル
◎ 苦味……毒のシグナル
◎ うま味……タンパク質のシグナル
子どもには好き嫌いなくなんでも食べてほしいものですが、大人に比べてどうしても苦手なものが多いです。
いろいろと工夫して野菜を隠そうとしたもののあっさりとバレてしまい、食べてもらえなかったという経験をしたママもいるのではないでしょうか。

<子どもが好き嫌いをする理由 10>
(1)遺伝や生活環境の影響
前述でも述べた通り、はっきりとしたことは分かっていませんが、ある研究では“好き嫌いは遺伝する”という報告があるそうです。ただし遺伝が味覚のすべてを決めるということではなく、同じ食生活に身を置いていることからくる環境要因も大きいと言えます。
両親の嫌いなものは食卓に並びづらいため食べる機会も少なく、そういった環境で親と似たようなものを嫌いになってしまうことはあるでしょう。

(2)ニオイが嫌い

子どもが感じ取るのは、味以外にニオイもあります。
特に魚介類や発酵食品など、強いニオイを発する料理を前にすると、それを異常なものだと感じ取り、食べられなくなってしまうことも多いようです。

(3)食べ慣れていない
さまざまなものを口にしてきた大人と違い、子どもにとっては食事のたびに新たな出会いがあるもの。
当然、どんな味か見当がつかないものや、不信に感じられるものもあるでしょう。
食事に対して戸惑いを持ってしまうとどうしても手がつけづらくなってしまいます。
これは自分の身を守ろうとする防衛本能でもあり、いざ「マズい」と感じてしまうと二度と手をつけないということにもなりかねません。

(4)調味料が嫌い
タレやソースなどは、大人の味覚に向けて旨味をプラスして作られているものが多いですが、その独特な味を子どもはおいしいと感じられないことがあります。
どろどろとした見た目や濃くなってしまう味付けなども苦手意識を持ってしまうきっかけになり、味付けが好き嫌いを引き起こしていることも少なくありません。

(5)内蔵の機能が低下している
好き嫌いがさらなる好き嫌いを引き起こすということもあります。偏った食生活をすることで、内蔵機能が低下してしまうこともあるのです。
特に、体の免疫力に重要な影響を及ぼす脾臓(ひぞう)は、特定のものばかりを食べることで機能が低下すると言われています。
これにより、消化吸収に悪影響が生じ、食事の好き嫌いがますます加速してしまうこともあるでしょう。

(6)味覚嫌悪学習

人には、食べた物が原因で体調を崩すということがあると、その食べ物を本能的に避けようとする働きがあります。

これを『味覚嫌悪学習』といい、食後に腹痛や吐き気を起こした経験のあるものを嫌いになってしまう傾向があると言われています。

(7)スーパーテイスターの可能性
人は食べ物の味を、舌にある『味蕾(みらい)』という器官で感知していますが、この味蕾が人よりも多いとより敏感に味覚を感じ取ることができ、これをスーパーテイスターと言います。

食材の苦みや酸味などを強く感じやすいため、食べ物の好き嫌いが出やすく偏食になってしまう傾向にあります。

(8)食器の臭いが嫌い

子どもによっては食器の臭いに耐えきれず好き嫌いをしてしまうことがあるようです。とくに木製の箸やお皿などは独特な香りを持つことが多く、これが苦手な子もいます。

また、使いはじめたばかりの漆塗りの食器も臭いが気になってしまうようです。

(9)具材が大きすぎる

単純に子どもにとって具材が大きすぎる場合もあります。
小さい子どもにも親と同じサイズの具材を与えてしまうと、子どもは食べづらさを感じてしまいます。
それが繰り返されると、大きく切られた具材に対して“食べるのが面倒なもの”というインプットをしてしまいます。

(10)過去にトラウマがある

過去に食中毒を起こしたり、嘔吐した経験のある食材に対して好き嫌いをするケースもあります。

この場合はトラウマになっていることが多いため、改善するのは難しいと言われています。

 

こうしてみると、私のカレーに入れるじゃがいも嫌いは、子どものときに具が大きかったのではと納得します。

確かに母親としては具がゴロゴロして野菜を食べさせたかったのでしょう。

私は上京して初めてお店でカレーを食べた時に、具がない洗練されたカレーに感動と驚いたものです。

 

大人になった今では、栄養素としては同じなので、食べ方に好き嫌いがあってもいいのではと思ってきました。

以前は自称美食家でしたが、ランナーとなった現在、クエン酸・タンパク質(アミノ酸・BCAA)・ミネラルを求め、味を気にしなくなってきました。

嫁から「何食べたい?」と聞かれると「タンパク質」と答えている事を反省したいと思います(笑)