「任活」という概念、どうでしょう

 

 

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JMCのクッキーモンスターことエージェントKです。

 

いつ頃からか「~活」という言葉をよく耳にするようになりました。

「就活」や「婚活」、キノコなどの菌を摂取することで腸内環境をよくする「菌活」なんてものもあるようです。

私は乾燥が気になるこの季節、潤いを求めて保湿活動の「保活」をしています。

「保活」というとお子さんを保育園に入園させるための活動という意味でも使います。

先生方も他人ごとではない方も多いのではないでしょうか。

この季節になると、多くの認可保育園の第一次受付が終了し結果発表を祈るようなお気持ちで待っておられる方も多いかと思います。

ただ、落選後にお世話になるかもしれない認可外保育園の申し込みも人気の園では、残りあとわずか!や、すでに定員のところも多く、非常に悩ましいところです。

かといって、第一希望が認可の場合、認可外に仮申し込みを入れたとして、(キャンセル時返却不可の)入園金を先に支払うところも多くちょっとイタイ。

認可の点数は医療従事者の優先枠なんてないのが当たり前で(一時うわさで優先があるという話が出たそうですが)ましてや大学院生だったりしたら、学生扱いでポイントはマイナスです。

病院に保育園や託児所のついている施設も看護師さん優先と、先生方にとっては子育てしながらの勤務って本当に難しい。

リサーチをしておられる先生ならよくご存知かもしれませんが、お金の面で考えると、0~2歳ぐらいのお子さんを預けるのであれば平均的な医師年収から言って認可外保育も認可保育も保育料金はあまり変わりません。

それならいっそのこと、ユニークな保育園に預けて子供さんの可能性を引き出してみよう、という方も多いようです。

いま多いのは、英語教育など言語をバイリンガルやマルチリンガルに教育してくれる施設ですが、ほかにももっと個性的なところがあります。

例えば、晴れの日はもちろん、雨でも雪でも(!)可能なときは近所の緑多い公園で外遊びを積極的に行うところや、オーガニック食にこだわった施設、音大出身の先生が中心となってリトミックや音楽を学ぶ施設などなど。

保活は、(主に)お母さんの就業の補助的なポジションに思われがちですが、一日の大半をお子さんが過ごす場所なので個性に合ったところを選んであげたいというのも親心ですよね。認可はどうしても点数順にシビアなことが多いですが、認可外に目を向けると、送迎バス付だったり、3歳以降お稽古事へ通わせてくれたりと、忙しい先生の手となり足となり支えてくれる施設も多いようです。

子供さんが小さい時期は過ぎてみれば驚くほど短いです。そんな短い時期ですが、その後の人生のベースがそこで作られるといっても過言ではないそうです。

子供さんにマッチするところを見つけてから、再就職先を探す、という方法も一つかもしれません。

 

しかしながら、首尾よく入園できても

「やったー入園できた!」

でおしまいじゃないですよね。

 

お子さんが入園=復職ということになりますが、復職する前にやっておくべきことはたくさんあります。

実家や義実家への応援要請、ファミサポもしくはシッターの面接と、病児保育園との契約などなど、です。

 

保育園に入りたての園児はとにかく問題だらけ。

・一日中泣いている

・すぐ熱を出す

・感染症をもらってくる

・保育者を拒絶し断食する

 

病児はわかりやすく病児保育にお願いすればいいのですが、(とはいえこれも時期によっては満床で入れないことも…)一日中泣いたり、断食したりするのは乳幼児が環境に対して強いストレス反応を示している証拠です。

保育所の中での突然死防止マニュアルに「うつぶせ寝の監視」「就寝時5分ごとの生存確認」などが掲げられていますが、暗黙の了解として強いストレス下での突然死が突出して多いことから、入園初期のストレス反応に対して無理をさせないよう保護者に促す、というものがあるそうです。

慣らし保育という期間はなるべくストレスを子供に与えないための対策で、できる限り時間をかけて行うことが望ましいそうです。

ただ、子供によってストレス反応も様々。最初から園を楽しい場所と思える子や、1年たっても3年たっても登園を拒絶し泣きわめく子もいます。

預けている間が問題だらけなら、家に帰ってからの保育ももちろんたくさんの問題が発生します。

復職前後の方で、キャリアの中で考えていた産休→復帰の一連の流れが自分の想定通りだった、という方が珍しいのではないでしょうか。

 

なかなか一人の力でこのような現実全てに立ち向かっていくことはエネルギーが必要です。

そこで、私は産前産後の医師のキャリア形成に関わる活動をまるっとひっくるめて「任活」と呼んではどうだろうと提唱したいと思います。

この時期というのは諸々のことを人に任せることで色々と物事が好転するのではないかと思うのです。

ご主人や祖父母だったり保育園などの機関であったり業者だったり、と信頼して任せられる周囲の環境を作れればキャリアは十分継続していくことができます。

 

そして、復職等に関わるキャリア再形成や維持に関しては、どうぞJMCへご安心してお任せください。

皆さん事情が一人一人違いますので、定型の正解めいたコンサルティングではなく、ご自身の環境にあった現実的で無理のないキャリアを選択いただけるようお手伝いいたします。

JMCは様々な先生からご相談いただいている実績がございますので、今お悩みの先生の先生にもきっと役立つ事例をお話しできると思っています。

特に、専門医資格の継続のご相談などは得意分野です。

 

産前産後の「任活」のご相談は是非JMCまで。

非常勤のご相談ももちろん承っています。

 

怒り

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先日面接に同行した際に、院長からお話頂いた言葉です。

「3年後、5年後、10年後にどうなっていたいかを、医師人生とプライベートの両面について、書き出して年表にしてみて下さい。

自分が何をしたくて医師になったかというのも、日々の仕事の渦中にいると見失いがちです。

当院で3年後の理想に仕事とプライベートの両面で未来が描けましたら、是非お越し下さい。」

一見突き放したようにも聞こえますが、その先生将来の事を考えてお話しを頂けました。

こういうお話しになっても面接にお連れしたドクターの「人柄が良かったから」だと面接後に事務長よりお聞きしました。

病院としては即決したかったようですが、その先生の人生を考えて院長はお話しをされたようでした。

 

私達エージェントは日々、医療機関の事務長や採用担当者に電話や訪問にて、最新の求人情報を収集しています。

勤務時間・業務内容・福利厚生・募集背景といった基本情報から、募集背景・現職の医師体制・院長の人柄など確認しています。

そして、医療機関の採用担当者より「求める医師の人物像」についても確認致します。

ほとんどの医療機関より「お人柄の良い先生」という回答が戻ってきます。

勿論、手術・診断・読影といったスキルが高い先生は評価されますが、「お人柄」を重視される医療機関は本当に多いです。

きっと、過去にお勤めになった先生の中に、患者様や職員とトラブルを起こす方がいらっしゃったのでしょう。

トラブルを起こした先生も起こしたくて起こした訳ではないと思います。

 

医師に限らず、トラブルを起こす人の特徴は以下があげられるそうです。

 

○悪意のないトラブルメーカーの場合

うっかりしている

天然

ミスが多い

忘れっぽい

慌てん坊

要領が悪い

一生懸命

 

○悪意のあるトラブルメーカーの場合

自分が正しいと思っている

悪口や文句を言う

秘密を簡単に漏らす

怒りっぽく言葉遣いが荒い

 

 

様々ある中、「お人柄の良い先生」とは「優しく言葉遣いが丁寧な先生」を指している場合が多いです。

逆に言うと「怒りっぽく言葉遣いが荒い先生」は敬遠されがちです。

 

前置きが長くなりましたが、本日のテーマ「怒り」について調べてみました。

「怒り」は最も付き合い方が難しい感情。喜怒哀楽という感情のなかで、もっとも激しい感情が「怒り」と言われています。

怒りの感情というのは、感じていい気分になる感情ではありませんし、とても大きな力を持っているので、扱いにくい感情の一つです。

仕事、恋愛、友人関係・・・怒りの感情は、時として人と人との付き合い方を破壊してしまう場合があります。

怒りの感情を相手にそのままぶつけてしまうと、その瞬間はすっきりするかもしれませんが、後で相手との関係が悪化したり、自己嫌悪に陥ってしまうことのほうが圧倒的に多いです。

 

アメリカでは、大企業がアンガーマネジメントを社員研修として取り入れていたり、スポーツ選手や政治家、子供たちまで幅広い人々が学んでいたりします。

アンガーマネジメントへの注目は日本でも高まっていて、企業が社員のストレスマネジメントとして取り入れたり、子供たちが学べるアンガーマネジメントプログラムを取り入れてきています。

 

■怒りの感情をコントロールする方法

1)怒りのピークを知る

どんなに怒りが大きい場合でも、その怒りの感情は、6秒で最大となり、その後、急速に静まっていくと言われています(6秒ルール)。

怒りのピークをやり過ごすために、怒りが沸いてくる出来事があった時は、1,2,3・・・と心でカウントしてみるのがお勧めです。

どんなに腹がたって、瞬間湯沸かし器のように顔を真っ赤にしても大抵10秒程すれば最初ほどの爆発力はありません。

 

2)自分が怒っている理由を考えてみる

「怒り」の感情をコントロールするには、自分が「怒り」を抱えていることに「気づく」ことが大切です。

『自分は、なぜ怒っているんだろう?』というのを考えてみてください。

怒ってしまうことで自分にどんな不利益があるのか、怒らないことでどんな利益があるのかを客観的に判断しようとするだけで怒りも自然に治まるかもしれません。

 

3)怒りの原因から離れる

カッとなって、脳の感情系が暴走しそうになったときは、その場から離れることで、強制的に“間”をつくる。

感情は一度爆発させると取り返しのつかない事態に発展しかねないということを忘れず、まずはひとりになって、心を落ち着かせてください。

 

4)深呼吸してみる

怒りを感じた時は、まず自分を冷静でナチュラルな状態に戻すことが先決です。

自分をコントロールできなくなるかもしれないと感じたら、深呼吸をしましょう。

深呼吸をしている間に神経のバランスが整い、ある程度落ち着きます。

 

5)周囲の人に過度の期待を持たない

他人に期待を持つと、それにそぐわない結果になった時に、相手を認めることができなくなり、嫌悪感を持ちストレスに繋がります。

例えば満員電車でなかなか降りない人にイライラするのは、「満員電車は早く降りるものだ(降りなければならない)」という思いこみ、相手への期待から起きている感情です。

自分は相手に対してどんなことを期待していたのか、その期待は妥当だったか、それが何故満たされなかったのか、どうすればそれが達成されるのか、考えてみましょう。

 

生死が掛かっている医療現場では、一刻を争い敏速でかつ正確な判断と指示出しが求められると思います。その為、周りのスタッフに期待・要求するレベルが高くなっても仕方のないことだと思います。

緊急性の高くない普段から如何にスタッフとコミュニケーションが取れるか、そういった姿を見られているのでしょうか。

 

私自身、今回のテーマ「怒り」について学び、今後も良好なコミュニケーションについて考えていきたいと思います。

医療現場のIT化

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神奈川県にある急性期病院は、医療現場のスタッフ向けに腕時計型端末「アップルウオッチ」を導入し、2017年11月20日より本格運用を開始されたそうです。
1日に多くの電話を受ける病棟リーダー看護師や手術室・救急センター・ICUなどの医師・看護師に配布し、より効率性の高いコミュニケーションを検証していくとの事。
同時に、現場の医師の他、各部門の所属長のPHS約200台をiPhoneへ置き換えています。

スマートウォッチを採用した背景は、「医療現場では両手がつかえる事で様々な場面で有効という事です。
特に、救急医療の現場などでの活用を期待されています。
加えて、iPhoneと連携して多彩なアプリが利用できることに着目され導入されました。。
例えば、外国人患者との会話に翻訳アプリを利用したり、院内スタッフ間のコミュニケーションツールとしてLINE WORKSを取り入れたりといったことを想定しています。
同院では開院時から患者向けに全ベッドサイドへiPadを導入し、2017年8月にはすべてiPad Proに刷新しています。
病院施設内の案内や入院生活の注意点などの他、インターネットや動画をいつでも見ることができ、売店での買物にも使用できるよう利用拡大を予定しています。
また、患者・家族への検査説明や治療法説明の他、外来待ち時間対策などに利用できるシステムを今後検討されているそうです。

IT化により、職員の残業が減る事を期待されておりますが、電子カルテと紙カルテを併用したりと余計に業務が増加するケースも見受けられます。
身近にあるカルテについて一般的には下記のメリット・デメリットがあると言われております。

○一般的な電子カルテ導入のメリット、デメリット

<メリット>
・手書きカルテ等と比較して見やすい診療記録、検査結果、レントゲン画像
・若手の医師、看護師の電子カルテでないことへの不安が払拭される
・職種間での情報伝達、データ共有が簡単になってチーム医療に貢献
・オーダ情報が薬局や放射線部門、栄養部門などのシステムと連動し、再入力の手間や間違いも減少
・カルテ開示がプリントアウトで即刻可能になり、検査結果も即刻プリントアウト可能になったため外来迅速検体検査加算が増加
・院内で場所を占拠していた紙カルテ庫が不要になる
・カルテの出し入れや予約準備、搬送、検査伝票貼りをしていた医事課カルテ管理部門職員を配置転換できる

<デメリット>
・停電すると何も出来ない
・導入コストやランニングコストが発生する
・診療報酬上の点数評価がない
・紙カルテと違って一気に大量のデータ漏洩や喪失のリスクがありセキュリティ対策が必要

平成30年度の診療報酬改定で、評価の見直しを検討している「遠隔診療」もIT化の象徴になってくると思われます。
メリットだけでなく、課題が今後でてくることが予想されますが、動向を見守っていく必要があります。

JMCでは、「ハード面」「ソフト面」の情報も細かに収集し、求人のご案内をしております。
求人サイトに掲載しきれない情報をデータベースに確保しておりますので、是非、お気軽にお問い合わせ下さいませ。

トリアージ

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11月19日(日)に開催された「第7回神戸マラソン」に出場して参りました。
参加人数は1万9709人(1万8949人が完走。完走率96.1%)。
阪神・淡路大震災から復興を遂げた開港150年目を迎えた港町「神戸」を走りました。

神戸マラソンは、阪神・淡路大震災から復興を遂げた神戸の街を国内外に発信するとともに、現在にいたるまで手を差し伸べていただいた方々に感謝の気持ちを伝える大会です。
大会当日は、コース沿道を震災復興の象徴である“ひまわり”の黄色で彩り、ランナーを応援しています。
スタートセレモニーでは『20,000人で咲かせる“感謝と友情”のひまわり』を実施しました。
『ひまわりの手袋』が配られ、着用した両手を一斉に天高く掲げ、それぞれの想いを胸に、神戸の街に“感謝と友情”のひまわりと笑顔の花を咲かせました!

 

コースは神戸市長田区の「鉄人28号」モニュメントのそばを通り、明石海峡大橋の下をくぐって折り返し。
潮風を受けながら海岸沿いを駆けます。浜手バイパス、神戸大橋では震災から復興した街並みを一望し、ポートアイランド内にあるゴールを目指します。
37km地点の神戸大橋の長い坂以外はほぼ平坦な記録の出やすいコースです。

そんな中、私ランナーHは、大会1週間前に左膝を負傷。大会に向けて練習量と強度をあげた事が原因と思われます。
治る事を期待しましたが、当日朝になっても奇跡はおこらず歩く度に体重が掛かると痛む状況。
大会の主旨を考え、大会セレモニーに参加し、行けるところまで頑張ろうとスタートラインに立ちました。
左膝をかばいながら右足に負担を掛けながら何とか走りました。しかし、20Km地点から右足に違和感が出始め、23.7㎞で遂に悲鳴を上げてしまいました。
すぐさま沿道のスタッフが駆けつけて下さり、救護室へ。
トリアージタグを付けられ、ボランティアの医師・看護師・トレーナーからマッサージやアイシング処置を受けました。
しばらく回復する事を待ちましたが、水分不足や電解質不足ではなく、普段と異なる動きをした事による痙攣のため、既に相当なダメージを受けているだろうと医師からの診断が。
このまま残り約18kmを走る(歩く)事はさらにダメージが大きくなるため、泣く泣くリタイアの決断をしました。6回目のフルマラソンで初リタイアとなってしまいました。

その後、救護室を離れ、時間制限の関門に間に合わないランナーを乗せる収容バスで待機しました。
待っている間、時間制限まで頑張っているランナーを見ると、「やっぱり歩いてでもゴールを目指せば良かったかな」と複雑な気持ちになりました。
しかし、故障発生後も頑張ったばかり、長く治療を続けている友人がいる事もあり、ここでリタイアした事を必ずいかそうと決意しました。
完走メダルは貰えませんでしたが、この「トリアージタグ」は決意の証として保管しておきます。

沿道で声援を送ってくれた60万人の皆さん、ボランティアスタッフ、そして医師・看護師・療法士等の医療スタッフの皆さんありがとうございました。
完走はできませんでしたが、本当に素晴らしい大会でした。
いつか必ず「神戸」でリベンジします!!

 

収容バスに乗せられたあるおじさん。
電話でおそらく奥様に
「関門引っかかったわ。応援してくれたのに悪いなあ。これから観光バスに乗って神戸観光して帰るわ。ガハハハッ」
さすが関西人(笑)
沈んでいた中、明るい気持ちになりました(^^♪

世界糖尿病デー

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マラソンシーズンが本格的に始まる中、私ランナーHも皇居を走っていた所、いつもと違う風景が。
どうやら11月14日は「世界糖尿病デー」という事で、予防・啓発のシンボルカラーである青色に東京駅舎がライトアップされていました。

11月14日の世界糖尿病デーは、世界に拡がる糖尿病の脅威に対応するために1991年にIDF(国際糖尿病連合)とWHO(世界保健機関)が制定し、2006年12月20日に国連総会において「糖尿病の全世界的脅威を認知する決議(UN Resolution 61/225)」が加盟192カ国の全会一致で採択されると同時に、国連により公式に認定されました。
11月14日は、インスリンを発見したカナダのバンティング博士の誕生日であり、糖尿病治療に画期的な発見に敬意を表し、この日を糖尿病デーとして顕彰しています。
世界糖尿病デーは、現在、世界160カ国から10億人以上が参加する世界でも有数な疾患啓発の日となっており、この日を中心に全世界で繰り広げられる糖尿病啓発キャンペーンは、糖尿病の予防や治療継続の重要性について市民に周知する重要な機会となっています。
世界糖尿病デーのキャンペーンには、青い丸をモチーフにした「ブルーサークル」が用いられますが、これは、糖尿病に関する国連決議が採択された翌年2007年から使われるシンボルマークです。
国連やどこまでも続く空を表す「ブルー」と、団結を表す「輪」をデザインし、”Unite for Diabetes”(糖尿病との闘いのため団結せよ)というキャッチフレーズとともに、世界中で糖尿病抑制に向けたキャンペーンを推進しています。
(世界糖尿病デー実行委員会より引用)

この日は、東京駅舎に二つあるドーム型の屋根が青色のライトに照らされ、夜空に浮かび上がっていました。
皇居周辺では、糖尿病予防に効果のある「スロージョギング」をするイベントも開かれ、約80人が参加したそうです。

 

世界的な脅威になっている糖尿病患者の増加。国際糖尿病連合(IDF)によると、世界の糖尿病人口(20-79歳)は、2015年の時点で全体の8.8%となる約4億1500万人。2040年には約6億4200万人に達すると予想されています。
日本ではどのような状況でしょうか? 全国で糖尿病が疑われる成人が推計で1千万人を超えたことが、9月に厚生労働省が公表した2016年の「国民健康・栄養調査」で判明しています。1997年の調査開始から増加の一途をたどり、ついに大台を突破してしまいました。
糖尿病の「予備群」とされる人口も約1千万人。2008年に始まった特定健康診査(メタボ健診)の受診率は、2015年にようやく50%を突破(厚労省調べ)。これだけの数の糖尿病患者や「予備群」がいるとされていながら、自分自身の健康状況を把握できていない人も多いのが現状です。
生活習慣病である糖尿病が恐ろしいのは、痛みなどの自覚症状がないのにかかわらず、合併症を引き起こすと命を奪う危険があるという点。重症になる前に、早期発見・早期治療を行うが大切です。一方で「国民健康・栄養調査」によると、糖尿病が強く疑われるのに治療を受けていない人の割合は、40代男性が48.5%と突出して高く、働き盛り世代が大きなリスクを抱えていることを示しています。
一人ひとりの健康を損なうだけでなく、糖尿病は経済にも影響を与えています。IDFによると、世界の糖尿病治療と合併症管理に要する医療費は、2015年で6730億米ドル。2040年には8080億米ドルと、現在の日本の一般会計予算に迫るレベルにまで増えます。糖尿病に関連した医療費の支出が、世界経済や日本の財政を圧迫する原因となるのです。

 

日本糖尿病協会のサイトによると、「こうすれば絶対に一次予防(発症自体を防ぐ)できる」という必勝法はないようですが、バランスの取れた生活を送ることが大切ですね。「糖尿病にならない7カ条」をご紹介します。
(1)バランスのとれた食生活(総エネルギーと脂肪の摂取量に注意)
(2)夜食をしない、間食をしない
(3)アルコールはほどほどに
(4)適正な体重の維持
(5)毎日の食後の歩行(30分位)
(6)ストレスの解消
(7)禁煙または節煙
(日本糖尿病協会のサイトより「糖尿病に関するQ&A」より引用)

私は元々ランニングを始めたきっかけは、少しお腹が出てきた事でした。
営業職とは言え、デスクワークが多く、社会人になってから運動を怠っていました。そんなきっかけで始めたランニングが今では習慣化し、フルマラソンを走るまでになりました。
しかしながら、そこまでいきつくと今度は筋肉痛や関節痛が生じるため、やはり適度な運動を習慣化させることが重要だと思います。
健康のために当たり前のことを続けていれば良い、とはわかっていても、なかなか続けられないのも確か。
人によってやり方はさまざまあると思いますが、普段の意識から改善していく必要がありそうです。

 

さて、糖尿病に特化した業務を行いたいというご相談が増えております。その様なご希望にお応えできる求人をJMCでは多数揃えております。是非、お気軽にお問い合わせ下さいませ!